- 英語の勉強の仕方がわからない
- 人の勉強法を参考にして計画を立てたい
- 英語学習者がなにをどのくらいやっているのか気になる
こんな方を対象にした記事です。
英語初心者&学習者へ、2000時間勉強した私が「なにをしたのか」発表
根暗・コミュ障・人見知り。引きこもりサブカル女子の成れの果て。そんな高卒のHALですが、アプリ『Studyplus』で英語学習の記録をつけ始めてから2000時間を達成しました。
この記事では、2000時間の内訳として、勉強内容と時間配分をグラフ化して発表します。ちなみに一番時間を割いたのは「英単語帳&文法書などの参考書」で、556時間という結果でした。

英語勉強でなにをやるべきなのかは人によりますが、一個人のデータとしてご参考にしてくださいませ。
Contents
2000時間の軌跡

どのように勉強を続けてきたのか、詳しい英語学習歴はこちらのプロフィールをご覧くださいませ。ここでは足掛け7年で2000年を達成した経緯をざっと説明します。
足掛け7年のだらだら勉強

足掛け7年……これだけ聞くと「めちゃくちゃ勉強してる人」という印象を受けますが、実際はまったくそんなことありません。だらだらと続けていただけで、その間にはほぼまったく勉強していなかった年もあります。
なお、初めて英語に触れたのは2013年。TOEIC365点という英語力ゼロの状態でアイルランドにワーキングホリデーしたのがきっかけでした。
ワーホリ中の3か月は語学学校に通っており、この間の勉強時間は200時間くらい。帰国後のTOEICは565点と、ここで大学生の平均点と同じくらいになりました。
ようやくスタート地点に立った私。このあとから学習記録をつけ始め、2019年11月にぴったり2000時間を達成することになります。
1年集中で1323時間

そんなだらだら勉強でも2000時間という大台を突破したわけですが、そのうち1323時間は2019年という、とんでもない偏り方。
真剣に勉強しようと学習記録をつけ始めた2015年~2018年までの4年間では、たった677時間しか勉強していません。2017年なんか157時間。つまり1日に25分程度です。

真剣もなにもねえじゃん……。
いや、本当に「勉強期間」はあまり意味のないことがわかりますね。こんな私の7年と、1日に1時間勉強している人の7年とではまったく質が違います。
もちろん1年での2000時間と50年での2000時間とでも差は出てきますし、勉強方法や集中力などでも違いはありますが、「勉強時間」の方が参考になることは間違いありません。
勉強内容と時間配分

さて、なんとか達成した英語学習2000時間ですが、その内訳は上のグラフになります。割合は下の円グラフをご参照ください。

参考書と英会話が全体半分、つまり1000時間以上を占めています。ちなみに英語学習アプリ「iKnow!」も単語・熟語暗記なので、いわゆる基礎勉強に700時間ほど費やしたことになりますね。
というわけで、私がなにから始め、どのように勉強を進めたのか、詳しく見ていきましょう。
英単語帳・文法書などの参考書

556時間
まず私が尽力したのが英単語の暗記。最初のころは文法なんかやる気にならなかったのも事実ですが、単語がわからなければなにもわかりません。逆に言えば、文章の中にある単語さえすべて理解できれば、意味はなんとなく予測できるわけです。
ちなみに実際に使用した英単語帳はこんな感じ。
自分が受けたいテストや興味ある分野のものを使えばいいと思います。大事なのは覚え方ですね。
ある程度の英単語や熟語を覚えたあとで、文法書も何冊か読みました。中でも『一億人の英文法』と『English Grammar in Use』には大変助けられたのでした。みんながみんな使っているような参考書ですが、やっぱりいいものはいいです。
あとは「文章で勉強する」系の参考書も何冊かやりました。
冊数にして20冊弱といったところでしょうか。
小説などの洋書多読

361時間
英語勉強から離れていた時期か結構あるのですが、その間は主に英語の小説を読んでいました。村上春樹の小説全部、カズオ・イシグロを何冊か、その他『ウォールフラワー』や『ゴーン・ガール』など。
それに加えて、個人的に歴史を勉強したかったので、イギリスの歴史の教科書なども読みました。
実はTOEIC565点を取得したころ、村上春樹を読もうとして見事に挫折。読むのに時間がかかりすぎるし、疲れるし、さすがに難しくて投げ出しました。私の感覚だと700前後は欲しいかなあという感じ。
英語の勉強を始めたばかりでも洋書を読みたいという方は、絵本や子ども向けの本をおすすめします。
オンライン英会話

518時間
6年間にわたりだらだらと英語に触れ続けていた私ですが、2019年に一念発起して、それまで避け続けていたオンライン英会話をスタートします。
2019年11月に英語学習2000時間を突破したわけですが、下記表はそのうちオンライン英会話が占めた時間です。
レッスン総時間 | |
---|---|
QQEnglish | 13,600分(約227時間) |
DMM英会話![]() |
17,450分(約291時間) |
合計 | 31,050分(約518時間) |
なお、2018年12月~2020年2月まで、オンライン英会話を1年3か月続けた結果については、下記リンクに詳しくまとめています。
カランメソッド復習


141時間
オンライン英会話スクールのQQEnglishでは、イギリスで誕生した「短時間で英語を習得できるメソッド」 である「カランメソッド」というものを受講していました。
ちょっと特殊なレッスンなのですが、私は授業終わりにほぼ毎回、復習を行っていました。音声データをシャドーイングしたり、その音声を使って答える練習をしたり。ひとりでぶつぶつ。
そういった復習の総時間を計算してみたところ、141時間という結果に。わりと多いですね。復習も含め、カランメソッドはスピーキング力アップにばっちりだったと思います。
英語学習アプリ『iKnow!』


203時間
英語学習アプリ「iKnow!」は、ゲーム感覚で単語を学べる有料サービスなのですが、DMM英会話のメンバーであれば無料で使えます。こんな感じです。






例えば「英会話マスター500」や「TOEIC 600点を目指せ!」など既存のコースでも学習できますが、私はもっぱら自分で制作する派。手間はかかりますが、ネットニュースや書籍で読んだ知らない単語をぶち込み、それをひたすら覚えていきます。
市販の単語帳よりは楽しです。アプリというだけで手軽さも段違い。教科書に向かうのが苦手な方は、最初からこういったアプリで学習するのも手ですね。
ラジオ・YouTube・ニュース記事など


221時間
あまりメディアを活用していない私。なにかしら英文の流し読みや、ただの映画鑑賞などは勉強時間に含んでいないのですが、一応集中して見聞きしたラジオ、YouTube、ニュース記事など、すべてひっくるめて200時間ちょいという結果になりました。
そもそもはスピーキング力を上げるつもりがなかったので、実際に人が話している英語、を学ぶ機会がめちゃくちゃ少なかったです。これから増やしていきたいと思っています。
まとめ:レベルアップと共に楽しくなる


学業を疎かにしてきた低学歴の人間でも、一から英語の勉強を始めて2000時間を達成し、いま言えることはただひとつ。
単語や文法の基礎が一番大事!
勉強は始めたばかりのころが一番面白くないですが、ここを乗り越えるとどんどん楽しくなっていく印象。まだまだ勉強が足りず、力不足を痛感するばかりですが、少なからず成長はしています。
このデータがあなたの英語学習のお役に立てれば幸いです。また3000時間を達成したときには報告したいと思います。