- オンライン英会話への入会を考えている
- DMM英会話のおすすめ教材を教えてほしい
- 「デイリーニュース」の特徴を知りたい
こんな方を対象にした記事です。
DMM英会話の教材「デイリーニュース」画像付きで使い方&メリット解説
さ、英会話でも始めるか。……どのスクールでどの教材を使えばいいの!?
↑こうなった経験のある筆者・HALです。現在はDMM英会話を受講中ですが、これまでに複数のオンライン英会話スクールで(無料体験レッスンを含む)レッスンを受けてきました。
インターネット社会の現代、オンライン英会話スクールの数も20~30社以上は存在するので、情報を集めるだけでも大変。一体どの観点を比べればいいのかも悩むんですよね。
私がDMMへの入会を決めた理由のひとつは教材でした。これまで見てきたオンライン英会話の教材の中で、ずば抜けてクオリティが高いと感じた「デイリーニュース(Daily News)」です。


この記事では、この「デイリーニュース」の使い方から、メリットとデメリットまでご紹介します。
なお、ほかのスクール生が利用しているという話もたびたび耳にしますし、自主学習にも使えるので、知らない方はぜひチェックしてみてください。
デイリーニュース(Daily News)とは



DMM英会話の中でも一番人気の教材「デイリーニュース(Daily News)」。どんな教材で、どのように使うのか、基本情報を確認したいと思います。
教材の特徴


英語で書かれている世界中のニュース記事を、レッスンでやるのにちょうどいい長さに改編したものが「デイリーニュース」です。
ポイント
- 海外ニュース
- ちょうどいい長さ
- 毎日3記事更新
- 誰でも閲覧可能
- 語彙などの学習パート
もちろん無料で、基本的には毎日3記事更新。DMM英会話に入会していなくても閲覧は可能なので、自主勉強に使うもよし、ほかの英会話スクールのレッスンに利用することもできます。使い道はさまざまです。
構成は記事の掲載時期やレベルにより変化しますが、ボキャブラリーやディスカッションパートも含め、だいたい5つのエクササイズがから成り立っています。おしゃべりだけで終わらない英語勉強にぴったり。
ちなみにほかのオンライン英会話やウェブサイトにも、ニュースを扱った教材はあるのですが、見やすさと内容の濃さが段違い。特に知っておきたいメリットと、もちろんデメリットについても、それぞれ詳しく後述します。
記事の選び方


トップページは新着順に並んでいます。ここから探すもよし、あるいはピックアップされている一年前&一か月前の過去記事を見たり、ワード検索、カテゴリーから選ぶことも可能です。
なお、記事は10個のカテゴリーに分類されています。


カテゴリー
- Science & Technology(科学&テクノロジー)
- Culture & Entertainment(カルチャー&エンタメ)
- Economy & Business(経済&ビジネス)
- Health(健康)
- Language & Education(語学&教育)
- World(世界)
- Asia(アジア)
- USA & Americas(アメリカ)
- Europe(ヨーロッパ)
- Middle East & Africa(中東&アフリカ)
さらに、自身の英語レベルから探すことも可能なので超便利。詳細は後述します。


基本的&効率的なレッスンの流れ


ではレッスンの流れを確認していきましょう。自主勉強の際の参考にもしてください。
例として使っている記事は、レベル6(Intermediate)の記事「Turkey Ends Ban on Wikipedia」。トルコがウィキペディアへのアクセス制限を取りやめたというニュースです。
[sanko href="https://eikaiwa.dmm.com/app/daily-news/article/turkey-ends-ban-on-wikipedia/qLdJtDhpEeqjtfNrY6sONw" title="Turkey Ends Ban on Wikipedia" site="DMM英会話 デイリーニュース" target="blank"]なお、ここでは基本の記事構成を紹介しますが、講師に「ここはやらなくていいよ!」とか「ここはこうやってやりたい!」とか、リクエストすることも可能です。自分のやりやすいようにレッスンを進めてみてください。
1:Vocabulary(英単語・熟語)


このパートでは、記事本文に出てくる英単語や英熟語を前もって学びます。
一緒に読む? ひとりで読む?
一緒に読みたいです!
この場合は、先生が(1)単語(2)意味(3)例文を読み上げるので、それに続いて自分も音読する感じ。私はさっさと先に進みたいのでひとりで読みますが、慣れていないときは一緒にやると安心です。
もちろんレベルが上がるごとにボキャブラリーも難しくなっていきます。
2:Article(記事本文)


記事本文です。レベル5~6の本文は短く、かなりシンプルに仕上がっているので、初心者の方でも比較的読みやすくなっています。
また一緒に読む?
はい!
じゃあ段落ごとに読むから、僕のあとで読んでね。
こんな感じ。私はここもひとりで音読しますが、不安な方は先生と一緒に読んでいきましょう。
レッスン中に1回で理解できるか不安……。
そんな方は予習がおすすめ。この内容がレッスンのベースになるので、しっかり把握することが大事になってきます。
3:Questions(問題)


基本的にレベル5~6の記事のみに存在するパートです。本文の内容に関する質問(クイズ)なので、記憶あるいは本文を頼りに回答します。
ごくたまに「いつ実施されたでしょう?」という質問で「実施されていない」みたいな引っかけ問題も。
4:Discussion(議論)


ここからが本題です。読んだ記事について先生とディスカッションしていきます。
What are your thoughts on the fact that Wikipedia is again available in Turkey?
トルコでウィキペディアが復活したことについてどう思う?
Actually, I didn't know that Wikipedia was completely blocked in Turkey, but...
正直、ウィキペディアがトルコで閲覧禁止だったのは知らなかったんですけど……
こんな感じでスタート。その後、フリートークのように話が膨らむか、一問一答形式になるかは、先生の性格によります。
どちらがいいかは好みによりますが、私はディスカッションしたいので、先生にもいろいろ話してほしいタイプ。なので一問一答先生に当たるとガッカリ(笑)。質問しても一文でしか返してくれない先生とかも中にはいるので。
ポイント
自分に合った教材の進め方をしてくれる講師を見つけよう。
レッスンを受ける中で、どんな進め方をしてほしいのか、どんな講師がいいのか、少しずつ見えてきます。最初のうちは上手くいかないこともあるかもしれませんが、未来にはきっといい出会いが待っているはず。
5:Further Discussion(更なる議論)


このパートは前項と同じディスカッション。名前が「Further Discussion」である通り、いくぶんか記事の本筋から逸れた質問が出てきます。進め方としてはまったく一緒です。
ちなみに私は、ここまで例として使ってきた記事「Turkey Ends Ban on Wikipedia」を実際にレッスンで使用し、トルコ人講師に話を聞きました。その詳細が気になる方は下記リンクもご参照ください。
初心者にもおすすめ「6つのメリット」


DMM英会話を1年、その9割を「デイリーニュース」で受講したわたくしHAL。その中で感じた6つのメリットをご紹介します。
インプットとアウトプットのバランスがいい


英語学習では、インプットとアウトプット、その両方が同じくらい大事です。
ところが英会話に集中していると、ついついインプットを疎かにしがちに。そしてやる気がどうしても出ない日だってあります。
今日はマジで参考書を開いたり単語を覚えたりする気力なんかないぞ……。
こんなときも、DMM英会話でデイリーニュースを受講さえすれば、自然とインプットとアウトプットをこなしていることになります。
こういうときに予約制はとてもいいです。よほどのことがない限り、心理的にキャンセルしづらいので、半ば強制的に勉強することになります。
細かくレベル分けされている


記事はそれぞれレベル分けされており、それぞれレベル5「海外旅行で英語が使える」~レベル10「外資系の会社で英語を流暢に使える」まで設定されています。


ソートもページ右上のタブで簡単にできます。例えばレベル9~10に設定すると、そのレベルに対応する記事だけが表示される仕組みです。


レベル分けがどれほど正確かはさておき、これが「デイリーニュース」の難易度の基準。実際に記事に目を通してみて、自分に合ったレベルを選ぶと、学習効果もより高まります。
会話のネタがあるから話題に困らない


英語は話せるようになりたいけど、なにを話していいのかわからない……。
こんな私のような口下手でも大丈夫。なぜなら話題は既に決まっているからです。
スピーキング力を上げるために雑談はかかせません。海外旅行で使うくらいの英語でしたら、教科書のような教材でも身につけることはできますが、いわゆる「ぺらぺらになりたい」的な目的であれば、井戸端会議みたいなのが必要になってくるわけです。
ところが、ただでさえ話すのが苦手だと、文化や環境の違う外国人との共通の話題を見つけるのも大変。相手が会話を引っ張っていってくれるタイプかもわかりません。そういう意味でフリートークのハードルは高いですよね。
話のネタは選べません。ただ「デイリーニュース」から記事を選ぶことくらいはできるはず。言ってしまえばなんでもいいです。興味があっても、なくても、とにかくなにか記事を選んで、それについて考えてみましょう。
聞きにくいことを質問するきっかけになる


例えばこの記事「Russia Tests Russia-Only Internet」。ロシアが自国のインターネットシステムの接続実験に成功した、というニュースです。つまりインターネット規制ですね。
こういった国のマイナス面と思われる部分について、たとえ純粋な好奇心であっても、自分から聞くことは少しはばかられます。もしかしたら失礼にあたるかもしれませんし、少なくとも向こうは明るい気持ちにはなりませんしね。
ただ「デイリーニュース」を使うことによって、あくまで「教材として用意されてるから聞くんですよ」という雰囲気に持ち込めます(笑)。
なにか話したい、なにか聞きたいと思うことがあったら、その話題に繋げられそうな記事を引っ張ってくるのもありですね。
時事問題で教養を身につけられる


数日の遅れはありますが、世界を揺るがすような大きな出来事はほぼ記事化されます。
世の中にとって重大なニュースだけでなく、ちょっとした調査の結果だったり、豆知識的なトピックも。すべての記事において、情報価値がそれほど高いわけではありませんが、英語を学ぶという目的のもと、こういった知識がオマケでついてくるのは嬉しいです。
毎日更新されるから終わりがない


基本的に毎日3記事更新されるのは前述した通り。つまりどんどん増えていきます。
普通の教科書や教材はだいたい量が決まっているため、いつかすべてやり終えてしまいます。ところがニュースは終わりません。何年続けていても、常に新鮮な気持ちでレッスンを受けることができます。
ここが惜しい「3つのデメリット」


素晴らしい教材ではありますが、もちろんいくつかデメリットも。私が気になるのは3点です。
日本のニュースが若干多め


日本人向けに作られているので仕方ないですが、やはり日本のニュースは多いです。
英語学習という意味では、既に「知っている話題」や「普段から考えている事柄」はとっつきやすいですし、それをどのように英語で話すか、ということを考えることはとても有効的です。
ただもっといろいろな国のニュースを楽しみたいんですよね。完全に個人的な趣味ですが。
トピックやディスカッション内容がかぶりがち


記事が豊富なことに間違いはないのですが、欲を言えばもう少しトピックの幅を広げてほしいところ。個人的にかなり多いと思うのは下記の話題。
- 煙草の害や規制
- 健康に関するつまらない研究結果
- 気候変動などの環境問題
私は元スモーカーなので、煙草の話なんかはぜんぜん普通にできますが、それでも記事が多すぎると感じるほど。このようなトピックは、ディスカッションの内容も似たりよったりになってきます。
もっと普通に事件や事故のニュースだったりがあってもいいですし、カルチャー系も少ないです。万人受けするトピックをピックしている感は強くありますね。仕方ないですが。
25分だと足りなく感じる


時間を節約するためには自分で少し工夫する必要があります。
例えば初対面の先生と自己紹介をして、先生と一緒にボキャブラリーと本文を読み上げて、さらに自分の音読が遅い場合、15分ほどかかってしまうこともあるかもしれません。そうなると「スピーキング」の練習は残り10分です。
これはかなりもったいないと思います。なので自分に必要なことと不必要なことを割り出し、なるべく議論の時間を増やすのがおすすめです。
- 自己紹介を省く
- ボキャブラリーパートをスキップする
- 本文はひとりで読む
私は1日2コマ、50分受講していますが、それでも話したりないときは多々あります。ごくたまに25分すら長く感じることもあるんですが(笑)、基本的には「もっと時間があればいいのに!」となる感じ。
まとめ:とにかくクオリティが高くて楽しい



ここまでクオリティが高くて楽しいオンライン英会話の教材、ほかにある……?
誰でも自由に使用することができる「デイリーニュース」。ほかのオンライン英会話スクールでもお願いすれば使えると思います。
とはいえ、DMM英会話講師が一番この教材に慣れているので、無料体験レッスンで一度試してみるのがいいですね。ご興味があればぜひ。