- 海外の映画スプリクトの掲載サイトを知りたい
- 洋画で楽しく効率的に英語力を鍛えたい
- 変な改行やスペース入っているテキストを修正したい
こんな方を対象にした記事です。
無料の映画スプリクトで英語勉強、Word改行調整&PDF変換で効率化も
映画鑑賞は人気の英語勉強法のひとつ。おそらく誰もが一度は試してみたことがあると思います。文章力もリスニング力も楽しく鍛えられますよね。
インターネットで邦画のスクリプトはまず見つかりませんが、洋画はたくさんあります。ただ無料で手に入るスクリプトのゆいいつの問題点として、文章の読みづらさがあるんですよね。いらない改行やスペースの入っていることが多いんです。

そこで、この記事では、おすすめのスクリプトサイトに加え、読みにくい文章を簡単に手直しする方法と、PDFに変換する方法をご紹介します。
テキストエディタにはMicrosoft Word(マイクロソフト・ワード)を使用していますが、ほかのソフトにも応用できますので、参考にしていただければと思います。
Contents
おすすめの映画スクリプトサイト
洋画のスクリプトサイトはたくさんありますが、その中でも作品数が多く、使い勝手のいいサイトを3つ紹介します。
なお、英語字幕がない映画でも、ダウンロードしたファイルをVLCメディアプレイヤーを使って同期することで、簡単につけることができます。詳しくは下記リンクをご参照ください。
Springfield! Springfield!(台本)


台詞のみのスクリプト。いわゆる台本の掲載サイトです。数がとにかく多いのでおすすめ。めちゃくちゃマニアックでなければたぶん見つかります。
ヘッダーメニューの「Movie & TV Scripts」をクリックすると、その下に「Movie Scripts」と「TV Show Episode Scripts」が出てくるので、どちらかを選択し、あとは検索するだけ。


『(500)日のサマー』のスクリプトはこんな感じ。この映画はミニシアター系映画の金字塔ですが、英語学習にもぴったり。詳しくは下記リンクにて。



さて、台詞の途中にある改行は、Wordを使って詰めましょう。後述の「文章途中の改行を詰める」を参考にしてください。
IMSDb(脚本)


ト書きと台詞から成るスクリプト、いわゆる脚本の掲載サイトです。トップページの左カラムにある検索窓やアルファベットから検索できます。スマートフォンからだともっとわかりやすいです。
映画タイトルをクリックすると、下のようなページに移動するので、小さく書いてある「Read FILM TITLE Script」をクリックします。


『(500)日のサマー』のスクリプトはこんな感じ。


無駄なスペースや台詞の途中にある改行は、Wordを使って詰めましょう。後述のを修正するには「文章の前後にある複数のスペースを消す」と「文章途中の改行を詰める」を参考にしてください。
SimplyScripts(脚本)


ト書きと台詞から成るスクリプト、いわゆる脚本の掲載サイトです。最新映画も多く、映画以外にもTV、ラジオ、アニメなどさまざまなスクリプトがあります。
ちなみに映画のスクリプトはPDF形式がほとんど。『パラサイト 半地下の家族』のスクリプトはこんな感じ。


台詞の途中にある改行は、Wordを使って詰めましょう。後述の「文章途中の改行を詰める」を参考にしてください。Wordなどのテキストエディタにコピペすると、文章頭のスペースはなくなります。
Wordでテキストを修正する方法
Wordにはいろいろな機能がありますが、ここでは上記のスクリプトサイトからコピペした文章を見やすくする方法を紹介します。
文章の前後にある複数のスペースを消す


上の画像では、文章の前にそれぞれ数の違うスペースがあります。これを詰めましょう。
スペース消去の流れ
- 中央揃えをする
- 左揃えをする
- 置換「^p^p^p」→「^p^p」
なお「^p」はWordでの段落を表す文字列です。
必ず上記の順番で行ってください。順序が違うと上手くいきません。
また、改行調整も行う際は、必ず上記の手順を先に済ませてください。順序が違うと上手くいきません。
まず文章すべてをセンタリングします。


そのあとで左揃えにして終わりです。簡単ですね。


文章途中の改行を詰める


上の画像では、文章が途中で改行されています。これをなくしましょう。
改行調整の流れ
- 置換「...^p」→「...あ」
※三点リーダーではなくピリオド3つ - 置換「.^p」→「.い」
- 置換「?^p」→「?い」
- 置換「 !^p」→「!い」
- 置換「^p」→ 「 」
※半角スペース - 置換「い」→ 「^p^p」
- 置換「あ」→「」
※空白
なお「^p」はWordでの段落を表す文字列です。
必ず上記の順番で行ってください。順序が違うと上手くいきません。
まず置換ボックスを開き、右下「あいまい検索」のチェックを外します。


下のタブ「特殊文字」から「段落記号」を選択。


すると「検索する文字列」に「^p」の文字が出てきます。これが段落記号を表す文字列です。


段落記号の前に「...」を入れ、その下「置換後の文字列」に「...あ」と入力したら、あとは「すべて置換」を押すだけ。


この要領で置換を進めてください。半角スペースは、下の画像のように直接スペースを入れます。


ちなみにステップ5の置換後、本文がこんな感じになって不安になりますが、気にせずこのまま進めてください!


ステップ7を終えて完成です。変な改行がなくなりました。


ここで文章の前後に謎のスペースなどが生まれたら「文章の前後にある複数のスペースを消す」で消してください。
Wordなどの文章ファイルをPDF化する
iPadなどを使っていると、WordファイルよりもPDFの方が使い勝手がいいこともありますよね。ファイルを変換するには、無料のPDF化ソフト「CubePDF」を使用しましょう。
無料のPDF化ソフト「CubePDF」


まず下記からダウンロードしてください。
CubePDFは、仮想プリンターとしてインストールされます。なのでいつも通りプリントする要領で印刷の項目へ行き、プリンターを「CubePDF」にして「印刷」をクリックしてください。


すると下記のようなボックスが出てきます。ここで解像度やフォルダなどを選び、下部の「変換」をクリックすれば、そこにPDFファイルが出力されます。


ちなみにWordだけでなく、Excel、PowerPointをはじめ、ウェブブラウザなどからもPDFファイルを作成することが可能です。
ここまで紹介した方法で、海外サイトに掲載されている映画のスクリプトがだいぶ使いやすくなると思います。ぜひ試してみてください。