- インドの大気汚染ってどのくらい深刻なの?
- ニューデリーってどんな都市?
- インドが直面している社会問題や環境問題は?
こんな疑問を解決する記事です。
インドの大気汚染は改善するのか? 交通規制からゴミ問題まで聞いた
🇮🇳インドのニューデリーが深刻な大気汚染への対策として、2019年11月に自動車のナンバープレートによる交通規制を実施しました。
というわけで、ニューデリーの大気汚染について、インド人に話を聞いてみました。
DMM英会話について

今回の調査に利用したのは、110か国以上の多国籍な講師が在籍しているDMM英会話。
いろいろな国のことを知りたい人、世界のニュースについて生の意見を聞きたい人にはぴったりのオンライン英会話スクールです。無料体験では2レッスン受講可能となっています。
デイリーニュース(Daily News)

教材もたくさん揃っていますが、私が普段から愛用していて、この記事を書くにあたっても使用したのが「Daily News」。
[sanko href="https://eikaiwa.dmm.com/app/daily-news" title="DMM英会話 デイリーニュース" site="DMM英会話" target="blank"]こちらは世界中のニュース記事をちょうどいい長さに改編し、ボキャブラリーやディスカッションパートを追加したもので、基本的には毎日3記事更新されます。DMM英会話の豊富な教材の中でも一番人気です。
基本的な進め方としては、記事内に出てくる難易度の高い英単語の意味&例文を確認、英文記事を音読、記事の内容に関するクエスチョンパートがあればそれをやり、その後はディスカッションになります。
それぞれの記事はレベル5~10にレベル分けされており、ソートも出来るので、自分の実力に合わせて選ぶことが可能。教材についての詳細は下記リンクをご参照ください。
インド人講師とレッスン

国名:インド共和国
地理:南アジア
首都:ニューデリーまたはデリー
言語:ヒンディー語(連邦公用語)、英語(連邦準公用語)など
人口:約13億人

今回はDMM英会話のデイリーニュースより「New Delhi Restricts Cars to Fight Air Crisis」を使用しました。
[sanko href="https://eikaiwa.dmm.com/app/daily-news/article/new-delhi-restricts-cars-to-fight-air-crisis/QbphUP81EemS00fuf-fIYg" title="New Delhi Restricts Cars to Fight Air Crisis" site="DMM英会話 デイリーニュース"]ニューデリーとデリーの違いについてですが、ニューデリーはデリー連邦直轄地内にある行政区。事実上の首都として表記されることも多いよう。ここではニューデリーで統一します。
ニューデリーの移民と出稼ぎ労働者


ニューデリーには周辺国からの移民もいるし、ほかの町から仕事を探しに来る人もいるし、とにかくいろいろな場所から人が集まるんです。でも、そういう人たちはちゃんと教育を受けていない人が多いから、環境問題の現状もわかってなくて。今回の規制を知らない人だって多いんじゃないかな。
話を聞いたのは40代の女性講師。とても落ち着いていて詳しく話してくれる先生でした。
今回の車両規制は、奇数の日には奇数ナンバー、偶数の日には偶数ナンバーしか走行できないというもの。 自家用車に対するものとして行われました。
規制実施前にはニューデリーの全学校が休校になるなど、総人口世界第2位であるインドの大気汚染は世界最悪レベルで、肺疾患を抱える患者も多く、深刻な社会問題になっています。
トゥクトゥクと交通渋滞


運転免許をとるのはめちゃくちゃ簡単だからみんな車に乗るんです。さっき言った移民とか出稼ぎ労働者は、個人事業主としてタクシーとかトゥクトゥクの運転手になることが多いですね。
ドライバーが誰でも出来る仕事になっている国は多いみたい。以前、🇪🇬エジプトの先生にトゥクトゥク廃止について伺ったときも同じことを言っていました。なお、エジプトは2000年代初頭にインドからトゥクトゥクの輸入を始めたんだとか。
みんな大気汚染用のマスクはつけてるけど、特にバイクに乗ってる人は絶対手放せないですね。渋滞に巻き込まれるとずっと排気ガスに晒されることになるから、顔だけじゃなくて髪を隠してる人もいるくらい。渋滞のおかげで交通事故は少ないんですけど(笑)。
インドは交通渋滞の問題も抱えており、オランダの会社トムトムが2019年に発表した世界の渋滞都市ランキングでは、1位にムンバイ、4位にニューデリーがランクインしています。
タール砂漠とヒマラヤ山脈


ただニューデリーは砂漠のせいで昔から埃っぽいんですよ。反対側にヒマラヤ山脈があるから停滞しちゃうのかも。昔はそれが戦争で有利に働いたみたい。
北南西側のラジャスタン地方にはタール砂漠があります。ここで発生する砂嵐の影響で、インドには砂塵に見舞われる地域が多いようです。




そこに車とか工場とか建設工事とか現代社会の問題が重なって、どんどんひどくなってって。ぜんぜん太陽が見えないから、暗くて陰鬱な雰囲気が漂ってますね。
リアルタイムで世界の大気汚染状況を確認できる『Air Quality』を見てみると一目瞭然、やはりインドと中国は汚染レベルが高いですね。ぱっと見で「グリーン=良い」がほぼない……。


ムンバイのゴミ問題


空気だけじゃなくて環境汚染が進んでるんです。2年前にムンバイに行ったんですけど、昔はちゃくちゃきれいだった海が信じられないくらい汚くなっててびっくりしました。
ムンバイはインド国内5都市のひとつ、西海岸の都市です。先ほど触れた 世界の渋滞都市ランキングでは1位、さらにはゴミ問題も深刻とあり、2018年にはムンバイを含むマハラシュトラ州で全面的にプラスチックが禁止されました。
まとめ:人口増加でさらなる危機?


ニューデリーだけでなく、国全体でかなり多くの環境問題を抱えている インド。全面解決はなかなか難しそうですね。
さらには10年以内には総人口で中国を抜くという試算もあり、今後水不足や経済危機にも陥る可能性があるとのこと。深刻な事態にならないよう祈るばかりです。
英語の勉強だけでなく、今回のように世界各国の人々に話を聞くことができるのは、110か国以上の多国籍な講師が所属するDMM英会話の大きな魅力。
無料体験は2レッスン受講可能ですので、ご興味があればぜひ受講してみてください。
貴重な生の声を聞かせてくれた先生には心より感謝します。