- 英語がどうしても聞き取れない
- 英単語の発音の仕方や違いがわからない
- 便利なリスニングアプリやサイトを探している
こんな方を対象にした記事です。
無料の英語リスニング教材5選、YouTube動画や洋楽で楽しく勉強しよう
たびたび日本人は「文法などのテストでは点がとれるのにしゃべれない」と揶揄されますが、その理由のひとつは「聞く機会があまりない」から。
例えば北欧の人たちは英語が堪能なことで知られていますが、DMM英会話でスウェーデン人講師にその理由を聞いてみたところ、こんな答えが返ってきました。
北欧の国は、テレビ番組も映画も英語ばっかりだから、小さいときから自然と英語が入ってくるんだよね。
日本ではこういうわけにはいきませんが、ありがたいことに現代はインターネットがあります。
この記事では、私が普段使っている学習プラットフォームの中から、日本人があまり知らないおすすめの発音&リスニング教材をご紹介。すべて無料、英語の勉強を始めたばかりの初心者の方から上級者まで、誰でも簡単に使えるものばかりです。
Contents
YouGlish:ワードでYouTube動画を検索
英単語や英語のフレーズを含むYouTube動画の検索サイト。地域は「ALL」「🇺🇸US」「🇬🇧UK」「🇦🇺AUS」から選択。映像は字幕付きで、検索ワードを含む位置から始まります。
どんなワードでもいいですが、例えばこんな🇫🇷フランス語由来の「coup de grâce(とどめの一撃=death blow)」といった発音が分かりにくいものを検索したり。


また、例えば「I had been」などのちょっとしたフレーズを検索することで、どのように実用されているのかもチェック出来ます。使い方はいろいろありそうですね。
Lyrics Training:洋楽の歌詞のディクテーションゲーム
歌詞のディクテーションゲーム。英語だけでなく、🇪🇸スペイン語、🇫🇷フランス語、🇩🇪ドイツ語、さらには🇯🇵日本語(Romaji)など13か国語で遊べます。
ウェブ版とアプリ版がありますが、自分で穴埋めする書き取り方式のゲームはウェブ版で。上部の「GO TO WEB」をクリックしてください。


アーティスト名や曲名を検索すると、YouTubeにアップされているミュージックビデオやオーディオが出てきます。
🇬🇧イギリス英語か🇺🇸アメリカ英語かなどのマークも付いているので参考にしましょう。私は例によってビリー・アイリッシュに挑戦。


ここでは「you should see me in a crown」をプレイすることに。
挑戦したい動画を選んでだら、レベルとモードも選択しましょう。
レベル(下から)
- Beginner
- Intermediate
- Advanced
- Expert
モード
- Write Mode (書き取り)
- Choice Mode(四択)
ここでは「Write Mode」でやってみましょう。
再生を押すと「アカウント登録する?」と聞かれます。無料登録するとスコアを競うランキングとかに参加出来るみたいですね。
特に登録したくないしたくない場合は「Maybe later」をクリック。で、ゲームがスタートするとこんな感じ。


やり方は楽曲を聴きながら字幕にある「●」の部分を埋めていくだけ。
ワンフレーズの空白をすべて埋めると次のフレーズに移りますが、一度で聞き取れなかったらリピートも出来ますし、どうしてもわからなければパスも可能。緑丸が正解、赤丸がパスしたワードです。
映像上部の赤ゲージが0になるとタイムオーバーで、その後もゲームは続けられますが、 スコア加算はそこで終わり。ただこの時間制限はかなりキツいです(笑)。私はまったく競うレベルにないので、ディクテーションのみ楽しんでいます。
ちなみにアプリ版だとディクテーション部分は4択になります。
Lit2Go:古典や童話などのオーディオブック
古典や童話など、著作権フリーの物語や詩の音声(オーディオブック)を聴くことが出来るサイト。筆者、タイトル、ジャンル、関連まとめ、レベルから探すことが出来ます。
ウィリアム・シェイクスピア『ロミオとジュリエット』のページを参考にしてみましょう。


本の基本情報、そして右カラムにはレベルや文字数なども記載されています。読む本を選ぶときのレベルチェックにも使えますね。音声は章ごとに選べるので、ここではシーン1を開いてみましょう。


このようにウェブ上でテキストを見ながらリスニングすることも出来ますし、オーディオはMP3、テキストはPDFでダウンロードも可。音声はとてもクリアでクオリティが高いです。
Howjsay:発音が簡単に比較できる辞書
ワードを検索することで複数の発音を確認することが出来ます。
ただ発音を聞くだけなら辞書で間に合いますし、文脈の中で確認したいなら前述の『YouGlish』でいいのですが、ポイントは「いくつもの発音をパッと比べられる」ことです。
調べたい複数の単語を「;」で区切って検索することにより、その単語の発音リストが出てきます。例えば「cat;cart;cut;caught」を検索するとこんな感じ。


さらに、それぞれ「DEFINE」でGoogle検索、「TRANSLATE」で Google翻訳に移動します。
Learning Chocolate:イラスト付きの音声辞典
単語やジャンルの検索したり、ジャンルを絞ることで、その関連ワードをイラスト&音声付きで学ぶことが出来ます。
残念なことにサイトデザインはクソダサです(笑)。ただ情報量が多く、ちょっと調べにくいワードやフレーズもまとめて掲載されています。例えば「床材の種類」とか「月の満ち欠け」とか。
ここではパッと目に入った「Check-up: Follow Doctor's Instructions」を見てみます。


いや、マジで絶望的にダサい……(笑)。
それでもたまに使っちゃうくらいには便利です。上部の「Match up」「Fill in」「Dictation」で、ちょっとしたクイズにも挑戦出来ます。
オンライン英会話【番外編】
オンライン英会話は有料ですが、平均して月に10,000円もあれば、毎日英語のリスニングとスピーキングの練習をすることができます。
インターネット上のツールや動画とはまた違い、実際の会話を通してしか得られない気づきなどもあるので、対面で人と話すことはやっぱりおすすめ。ちなみにノンネイティブの先生の発音も基本的にはきれいですが、少なからず個性があるので、本当の意味での「グローバル社会」にふさわしい英語が身につきます。
ちなみに、オンライン英会話の無料体験だけを受けまくる、という手も(笑)。リスニング力もスピーキング力も少なからず上がるかもしれません。
以上、私が普段から使用している英語リスニングに役立つウェブサイトのご紹介でした。ぜひ英語学習に活用してみてください。