日本人が発音を間違えやすい英単語に「カタカナ英語」があります。これが英語を学習する上でアドバンテージになることは多々ありますが、ネックになることもしばしば。
この記事では意外にちゃんと言えていないことが多い接尾辞「age」を含む基礎的な英単語の中から、日本人が間違えやすい「イッジ /ɪdʒ/」と読む10単語をご紹介。発音のカタカナ表記はあくまで参考までにどうぞ。
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「イッジ」と読む「age」
接尾辞「age」は「エイジ /eɪdʒ/」「イッジ /ɪdʒ/」「アージュ /ɑːʒ/」に変化します。発音については下の動画などをご参考にしてください。
接尾辞「age」の発音
- エイジ /eɪdʒ/:アクセントが最後のシラブル(音節)にある場合
- イッジ /ɪdʒ/:アクセントが最後のシラブルにない場合
- アージュ /ɑːʒ/:フランス語が語源の単語
ヘアカラーのグラデーションの種類に「balayage(バレイヤージュ / BAH-LAY-AHGE)」というのがありますが、これは3番目の例に当たりますね。
誰もが知っている「イッジ」の例は「marriage(マリッジ /ˈmærɪdʒ/)」でしょうか。最後「age」で終わりますが「マレージ」とは読みません。
前述したルールを抑えておけば大抵は大丈夫ですが、特に覚えておきたい単語をざっと確認していきましょう。
language(言語)
ˈlæŋɡwɪdʒ
✗ランゲージ


スピーキングの練習をしている人であれば100パーセント使うこの単語。私がDMM英会話を始めて最初に気づいた発音の間違いがこれです。発音に関しては実際に人としゃべることが大事だと知るきっかけにもなりました。
このような超ド級の基礎単語はまさか間違っているとは思わないので、わざわざ調べることがないんですよね。
image(想像)
ˈɪmɪdʒ
✗イメージ


名詞「imagination /ɪˌmædʒɪˈneɪʃn/」、動詞「imagin /ɪˈmædʒɪn/」などは(おおむね)カタカナ英語通りです。
damage(損傷)
ˈdæmɪdʒ
✗ダメージ


動詞も同じ発音です。
vintage(ヴィンテージ)
ˈvɪntɪdʒ
✗ヴィンテージ


形容詞も同じ発音です。
advantage(優位)
🇬🇧ədˈvɑːntɪdʒ
🇺🇸ədˈvæntɪdʒ
✗アドバンテージ


動詞も同じ発音です。が、形容詞「advantageous」は「アドヴァンテイジャス /ˌædvənˈteɪdʒəs/」なので注意。
package(小包)
ˈpækɪdʒ
✗パッケージ


動詞も同じ発音です。
似た意味の単語として「baggage(荷物)」はもちろん「バギッジ /ˈbæɡɪdʒ/」、同じく「luggage (荷物)」も「ラギッジ /ˈlʌɡɪdʒ/」になります。
sausage(ソーセージ)
🇬🇧ˈsɒsɪdʒ
🇺🇸ˈsɔːsɪdʒ
✗ソーセージ


「sausage(ソーセージ)」は腸詰の肉。
🇺🇸アメリカ英語「wiener(ウインナー)」はソーセージの中の一種。この発音は「ウィーナー /ˈwiːnə(r)/」。なお、🇬🇧イギリス英語では「frankfurter /ˈfræŋkfɜːtə(r)/」と言います。
manage(管理する)
ˈmænɪdʒ
✗マネージ


名詞「management(マネージメント)」も「マニッジメント /ˈmænɪdʒmənt/」。同じく名詞「manager(マネージャー)」も「マニジャー /ˈmænɪdʒə(r)/」になります。
percentage(割合)
🇬🇧pəˈsentɪdʒ
🇺🇸pərˈsentɪdʒ
✗パーセンテージ


average(平均)
ˈævərɪdʒ
✗アベレージ


ご紹介した以外にも【age=イッジ】の単語はたくさんあります。冒頭で触れたように発音にはある程度のルールがあるので、それを知っておくと知らない単語が出てきたときにも役立ちますね。